次の日。
寝不足の体を無理やり起こして、朝5時半に起床。
そのまま満員電車に押し込まれながら出社しました。
(もう行きたくない…)
そんな気持ちは関係なく、社会人2日目がスタートします。
新人のぼくは、まだ担当顧客もありません。
なので、この日もやることはひとつ。
電話対応。
ただ、この電話対応が想像以上にキツかった。
ぼくの会社の商材柄?、業界的?にちょっと“クセがありました。
そのせいか、問い合わせてくるお客さんも、なかなかパンチが効いています。
・口調が荒い
・話が一方的
・そもそも話を聞いてくれない
こんなのが日常でした。
問い合わせを受けるたびに、
「はよ答えろや!」
「なんで分からんねん!」
と急かされる。
そして極めつけがこれ。
「テメー、女より知らねーじゃねーか!」
(いや、おれ2日目やぞおっさん…。知るか!カタログも一周読んだだけや!)
何の自慢にもならないことを、心の中ではツッコミながらも、もちろん言い返せるはずもなく。
今となれば、
お客さんからしたら新人かどうかなんて関係ない。
その会社のサービスのプロであるべき。と思うが、
当時、そんなことを思う視座も度量もない。
分からないことがあれば、すぐに先輩や女性の事務員さんに聞きにいく。
教えてもらって、必死にメモを取る。
これを、ひたすら繰り返す毎日でした。
何十回、いや何百回やったか分かりません。
来る日も、来る日も。
電話を取る。
怒られる。
調べる。
また怒られる…。
(HP削られても回復アイテムがあらへん・・・。)
正直、この仕事の何が面白いのか、まったく分かりませんでした。
しかも、問い合わせ内容はバラバラです。
・商品の特徴
・納期はいつか
・不具合のクレーム
「不良品やぞ!どうなっとんねん!」こんな電話も普通にかかってきます。
メモを取って、頭に叩き込んだはずなのに、次の日にはまた全然違う問い合わせが来る。
(当時のメモを見返すと、字も汚すぎるし、メモを取るぞ!と、意味不明な謎の決意が書いてあって、ほんまに心ここにあらずやったんやな・・・😅)
——終わりがない。
さらに最悪なのが、“対応漏れ”。
電話が多すぎて、折り返しを忘れてしまうこともありました。
当然、怒られます。
「お前いつ回答してくるの!?」と。
(「今でしょ!!」
心の中で、某予備校の先生ばりにドヤ顔で叫びながらも、
現実では「すみませんでした」と頭を下げていました。)
まあこれは完全に自分のミスです。
でも当時のぼくは、
自分のメンタルを保つために、心の中でこう思っていました。
(いや、こんな量さばけるわけないやろ…)
(これはもう、客のせいやな…)
今思えば最低ですが、それくらい余裕がありませんでした。
こんな毎日を過ごしているうちに、思い始めます。
「これで担当なんか持たされたら、終わるやろ…」
営業どころか、電話対応だけで限界。
このまま続けていける気が、まったくしませんでした。
(あぁ、今日も飲み会あったら嫌だな・・・。というかもう帰らせてくれ。)
最後にそんなことを思いながら2日目が終わっていきました。
毎日怒られながら、何とか電話対応をこなしていた頃。
ついにぼくは、
「自分の営業担当」を持つことになります。
そして営業に出たぼくが、
真っ先に考えたこと。
それはーー
「どうやってサボるか」でした。



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