営業物語

営業物語

第13話:——営業だけは嫌だった。でも——

転職活動の末、ぼくは、 人材紹介会社への転職を決めました。勤務地は、 地元・大阪。栃木を離れることになります。退職を上司へ伝えたのは、最終出社日の、 約1ヶ月前でした。正直、 かなり緊張していました。でも、 返ってきたのは、怒りではありませ...
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第12話:——自分が、必要なくなる気がした——

営業が1人だった、 地獄みたいな時期から、半年ちょっとが経った頃でした。ようやく、 新しい上司が、 所長として栃木営業所に来てくれることになりました。これで営業は2人体制。元々3人が適正人数なので、 全然余裕があるわけではありません。でも—...
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第11話:——気づけば、味方が増えていた——

営業がぼく1人になってから。毎日は、本当に必死でした。朝早く出社する。連絡を返す。見積もりを作る。外回りへ行く。帰ってきたら、 また問い合わせ。気づけば毎日、 仕事のことしか考えていませんでした。正直、 ずっと余裕なんてありません。「この案...
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第10話:——頼られる嬉しさが、プレッシャーに変わった日——

前職6年目。ぼくは、 栃木県へ転勤することになりました。営業所の人数は、 事務員さんが2人。そして営業は、 本来なら、 所長を含めて3人体制が適正の営業所でした。でも、 ぼくが行く直前に、 営業マンが2人辞めていました。つまり、 所長1人だ...
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第9話:——売るより、頼られたかった——

営業が少しずつ楽しくなってから、 ぼくの中で、 もうひとつ変わったことがありました。それは、 “モチベーション”です。もちろん、 売上を追うことは大前提です。営業なので数字を作らなければ意味がありません。でも、 気づけばぼくは、「どれだけ売...
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第8話:——営業を、理解したくなった——

展示即売会が終わってから、ぼくの中で、 少しずつ変わったことがありました。前までは、「どうやってサボるか」「どうやって怒られないか」そんなことばかり考えていたのに、気づけば、 営業のことを考える時間が増えていました。特に気になったのは、“仕...
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第7話:——「売れた」より嬉しいことがあった日——

あの日のことは、今でもはっきり覚えています。なぜか分からないけど、 “いつもと違う感覚”があった日でした。その日、担当している商社主催の“展示即売会”がありました。複数の営業所が合同で行うイベントで、メーカー各社がブースを出し、その先のお客...
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第6話:——「○○くんに頼むわ」と言われた日——

そんなこんなで、なんとなく仕事を続けながら、気づけば2年が経っていました。相変わらず、目の前の売上を追うことだけに必死な毎日。正直この頃も、「営業めっちゃ好きです!」とは全く思っていませんでした。ただ、少しずつ。自分の周りで起きていることが...
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第5話:——あれ?なんか違う?と思い始めた日——

前回の出来事があってからも、正直、ぼくの中で何かが大きく変わったわけではありませんでした。相変わらず営業は嫌い。顧客のことも、どこか“敵”だと思ったまま。辞めたいなと思いながら、毎日をなんとなくこなす日々が続いていました。ただ、少しだけ。ほ...
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第4話:——営業を辞めたくて仕方なかった日——

そんなこんなしながら、担当を持って、さらに半年くらい経った頃ある日の話です。ぼくには、担当顧客の中でもひときわ印象に残っている人がいます。5歳くらい年上で、やり手の営業マン。ここでは、Nさんと呼びます。Nさんは、当社の売上も大きく、比較的ぼ...